行き当たりばったり人生。結婚観②

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結婚したいと思うきっかけ

お互いを大切に思いあえるパートナーがいると心地いいけれど、結婚はしなくてもいい。

当日お付き合いしていた方との別れにより、その考え方はガラッと変わりました。

結婚しなくていいっていうのは、ずるずる付き合ってることと同じだ。結婚することは覚悟を決めて行動できることの証だ。それができない人と一緒にいては、同じことの繰り返しだ。

そんな風に思いました。

むかしから、「同じ失敗は繰り返さない」ということを意識する性格でした。

20代半ば、まわりが結婚したりもする中あえて「結婚しない」という選択肢を選んでいた私にとって、それは失敗だったと感じました。

当時の私にとって、結婚は紙切れ一枚のことで、実際には気持ちの上で結婚と同じだけの気持ちがあればいいと思っていました。そして相手も同じ気持ちだと思っていました。

お互いの実家にも遊びに行っていましたし、家族とも仲が良かったので、本当にもう紙切れ一枚出すかどうかだと思っていたのです。でも、そのたった紙一枚が重いのだと知りました。

(ちなみに、特に子どもが欲しいとは思ってませんでした。この話はまた別の機会に)

なので、次に同じように長く一緒にいたいと思える人に出会えたら、きっちり結婚しよう。と決意したのがこのときでした。

結婚とは人生の墓場と思っていたのに、だいぶ感覚が変わりました。人生の墓場になるかどうかは、誰とパートナーシップを築いていくかの問題。そしてそのパートナーシップを同じ感覚で共有し合うために結婚はあるんだ、と考えるようになったのです。

夫との結婚

夫とはもともと知り合いでしたが、お互いパートナーがいないときに改めて出会いお付き合いに発展しました。

私は前の別れの影響が大きく男性不信になっている状態だったので、とてつもなく暑い鉄の壁を夫に作っていました。

今思うとかなり冷たい態度をとっていたと思うのですが、夫が心を込めて接し続けてくれたことで、少しずつその壁は溶かすことができました。このときのことは、夫に感謝しかありません。

しばらくして「一緒に住みたいね」と夫が口にするようになったとき、私のセンサーがピコーン!と鳴りました。『このままなんの契約もなく同棲しては、ずるずるといってしまうわよ!危険!』

同じ失敗はもう二度としないぞという私の固い意思でした。

「それなら結婚しないと。どうする?」

これで覚悟を決めて行動に移せる人なのか?それとも何かと言い訳して逃げる人なのか?

いざ結婚するとなると、ただ紙切れ一枚というわけにもいかず、お互いの家へご挨拶に行ったり、両家の顔合わせがあったりと、階段をひとつずつ登るように覚悟を決めていく感覚がありました。

どこまでやるかは人それぞれですが、私はこれらの儀式的なステップも良かったなと思います。

そうしていざ婚姻届を出した時のことは、、正直あまり覚えていませんね。笑 たしか休みの日だったので休日夜間窓口で出したのと、後日間違いなどがあって受理されなかったって事がないようにと念入りに確認したような記憶があるのですが。

そんなわけで、結婚なんて。と思っていた私ですが、結婚しました。

夫の家族。義理の両親

結婚して良かったなと思うことの一つに、自分が育った家族以外の「家族」や「夫婦」を知れることがありました。

前回書いたように、私は自分の両親が親としては尊敬しているのですが、夫婦としてはあまりいい関係に思えませんでした。その結果、結婚なんてしなくていいと長年思っていたので。

(もちろん、私の両親にもきっと色んな歴史があり、二人でつくってきたベストな関係性なのかもしれませんが…)

夫と結婚したことで、自分が育ってきた家族と違う家族の中にも入ることで、私にとって新しい夫婦像や家族像を知ることができました。

夫の家族は、家族の集まる機会を大切にしていて、月に一度は会う機会があります。さらに、子どもが産まれたことや日帰りするには少し遠かったこともあり、夫の実家に泊まらせてもらうことも多いです。義実家には本当にお世話になっているのですが、そうすると義理の両親の夫婦関係や家族もよく見えてきます。

義理の両親は素敵な人たちで、尊敬できて、私は大好きなのですが、なにより二人のやりとりが好きなのです。

会話が軽やかで、夫のお母さんがお父さんにちょっとしたことを注意したり、二人であーだこーだと言い合ったり、お互い対等に意見し合ってコミュニケーションをとる姿がすごく気持ちいいのです。お互いが得意なところも尊重しあっていて、「おとうさんはこれができる」「おかあさんはこれが得意分野だから」という言葉がよく話に出てきます。

私の両親の場合、母が父に不満を伝えるのはあまり見たことがないし、二人で意見を交わし合うというより父が言いたいことを母が受け止めているという構図が多かったので、私にとって新鮮でした。

こんなふうに話し合える夫婦もあるんだ!こんな風になりたいな、と思いました。そして、この両親を見て育った夫となら自然とそんな夫婦になれそうだなと思います。

やっぱり身近で見て育った親の姿の影響は大きいですから。

同時に、子どもたちにとって「こんな夫婦になりたい」「結婚っていいよね悪くない」と思ってもらえるような夫婦でいられるようにありたいなと思います。

喧嘩も多い私たちですが、ちゃんと仲直りすることも見せて、お互い大切にしあう関係なんだよと伝えていかないと。

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